2014年12月28日日曜日

男「さ~て、今回紹介する商品はこちらっ!」ダイソン「////」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 18:08:25.49 ID:oUe5JzJKi


シャ~ブネットシャブネット♪夢のシャブネットハダカ~♪

午前10時、俺は通販番組の生放送の為、
スタジオに居た。シャブネットハダカ、まぁ名前を聞いて感づく人も居るだろう。
そう、ジャパネット高田のライバル店舗だ

男「皆さんに今回見てもらうのはこちらの掃除機の吸引力です!」

ダイソン「やぁ////」

俺はパンツを脱ぎ捨てダイソン、いや、彼女の口にちんこを優しく挿入してあげた。
冷たい筒の中にすっぽりと収まる俺のちんこを彼女は咥えてくれている。

男「ふふっ…じゃあ、、いきますよー!」ボッキマックスッ<

彼女を指で刺激しフェラチオをさせる。そう……ボタンを押したのだ。
勿論、見てくださってる人にその吸引力の凄さを知ってもらう為……一番上へとメーターを合わせる

ダイッソンッッッ<

男「マラァァアァアア!!」ジャパネットタカタァァアァア

精巣の中に住むベイビー達を全て吸われ、俺は項垂れた…




7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 18:15:05.70 ID:oUe5JzJKi


男「い、今なら…こちらの掃除機、
  な、なんと4545円!4545円でご提供させて頂きます!」

客「安いわぁああ!!」

産まれたての子鹿の赤ちゃんの様に立ち上がりスタジオを後にする。
今日の仕事はこれで終わり…下半身に猛烈な痛みを感じちんこを優しく撫でてあげる

………真っ赤だった

ちんこ「はぁ…はぁ…だ、旦那……も、もう俺、嫌です…
     あ、あんな機械に吸われるのはもう嫌なんです!」

男「………すまん」

泣き叫びカウパーを床にブチまけるちんこを俺はそっと宥めてあげる。
どうして俺はこんな仕事をしてるんだろうな…時折思い出すあの日の思い出

男「……クリ屋……っか」

自動犯売機にお金を入れ、ちんこでボタンを押す。
がちゃんとコーヒーが落ちて来たので腰を落としちんこですくい上げる……
はは、器用だろ?俺の唯一の特技さ

ちんこ「旦那……」

男「……」

その時のコーヒーは……苦かった



15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 18:22:54.27 ID:oUe5JzJKi


社長「いやぁ、君が我が社に入社して以来売り上げはちんこが勃起した時の様に登っていったよ!
    おかげでさっきも800台も売れた!」

男「…そうですか…はい…」

俺には商才が有った。自分で言うのも恥ずかしいが
間違いなく俺はこの会社をトップ企業にの仕上げた。たった4年でだ
俺は社長から給料を受け取り何時もの公園でふてくされていた……まだ…未練を持ってるのかな

ちんこ「……もう4年ですね、旦那がクリ屋を辞めてから」

男「……黙れ」

ちんこを上下に動かしながら彼に語り掛ける。
絶頂の波が訪れたので、波にのり精子を宙へとブチまけた……
のだが、あろう事か俺の精子は目の前の少女に掛かってしまった…

男「す、すまない!い、今ふくから…」

俺は慌ててちんこを握りしめていた手で少女の頬を拭ってやる。。。
あれ…?こんな光景、いつか見た気が…

少女「……久しぶりだね……おいたん」

男「君は……あの時の」

静かな風が俺の金玉を優しく揺らした




19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 18:31:00.32 ID:oUe5JzJKi


少女「えへへ、5年ぶり位かな?びっくりしたよ~、おいたんは今何歳?」

男「……もう、23歳かな…君のクリを綺麗にした時がちょうど18のころだったかな」

懐かしさと刹那さでパンツが破り飛んだ…5年ぶりの再開、日本の狭さを痛感させられた。
ははっ、嬉しい筈なのにな…全然、嬉しくなかった

少女「……はい、500円」

そう言うと彼女はまんこから500円銀貨を取り出した。
ねっちょりと糸を引きながらゆっくりと俺の手の中に入って行く500円……
彼女はまだ知らないんだ、俺がクリ屋を辞めた事を

男「残念だが…君のクリトリスは洗えない、この500円は返すよ」

少女「なんで?私もう10歳だよ?クリ屋さんって8歳から大丈夫なんでしょ?な、なら」

彼女の口を手で塞ぎ、重い腰を上げて左手でちんこを動かす。
精子を左手に溜めて彼女の口へと流し込んだ…
今の俺に出来る精一杯の事、彼女はただ呆然としていた…

男「クリ屋は廃業さ……俺は太陽の日に当たって生活してるエリートだよ…じゃあな」

少女「お、おいたん…」


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 18:32:04.61 ID:3Vzz+YpN0

流し込むなwwww犯罪者wwwww




22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 18:34:30.93 ID:uEZOFpry0

犯罪者すぎる…




25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 18:37:56.69 ID:oUe5JzJKi


ちんこ「良かったんですか?せめてもう少し話をしてやっても良かったのでは…」

男「馬鹿野郎、男ってのは女に涙を見せちゃいけないんだよ……あれ以上話してたら…きっと、俺は…」

肩と金玉が震える。目と亀頭の先から涙を流し俯いた…
ごめんな、もう俺は戻れないんだ。輝いてたあの日、女性を幸せにしてた日に……もう、戻れないんだ

男「……ははっ…クリ屋なんてはみ出し者、くそだよ…」

ちんこ「!?……旦那、いまなんつった…俺、キレちゃいますぜ」

ちんこが膨張し、カウパーを俺の顔へと降り注ぐ。
これで顔を洗えと言わんばかりに、ちんこはカウパーを俺にかけると萎み、沈黙した。

男「……」

カウパーで顔を洗い、俺はシャブネットハダカの本社へと向かった…今日はもう、寝よう




26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 18:46:05.29 ID:oUe5JzJKi


あの頃とは違う、クリ屋をやってた時はその日その日を必死に生きてきた。
それに俺は生き甲斐を感じていた…けど今は違う
公園の砂場で寝る事なんて無い、民家に忍び込んでゴツゴツの布団で寝る事だってない

俺は変わった……高級なまん毛布団、ふかふかのチンカス枕、
全てが整った最高の環境の中に俺は居るんだ…
冷蔵庫から黄色い液体(幼女の聖杯)を取り出しグラスに注ぐ。

男「……」

ちんこ「俺は……今の生活、楽しくなんてねぇっすよ」カウパーアモーレ

幼女の聖杯を飲み干し、テレビを付ける。
昼間っから男女がセックスをしている番組ばかり流すMNK、濃厚なSMプレイを垂れ流すテレビ東KYO。
レズセックスを流すフジテレビ…俺はリモコンをちんこで叩き割りベッドの中に潜り込んだ

男「俺だって楽しくねぇよ……こんな生活…」

ちんこ「旦那…」

プルプルと部屋の電話が鳴る。社長からだ、今すぐ来て欲しい…と




29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 18:53:38.71 ID:oUe5JzJKi


男「……あの、彼女達は…」

社長「今日から君のアシスタントをする心強い味方だよ!さぁ、自己紹介の時間だ」

ミク「はいはーい!未来の未にクリトリスのクでミクって言います!よろしくお願いします!」

真っ先に名乗りを上げたミクとか言う女…
見た目は、いや…歳は多分16位か?なんで今更サポーターなんか俺によこすんだよ

ちんこ「クリトリス!!!クリトリスゥゥウウ!!」シャッセーイ

ミク「わぁあ!すっごい量ですね!!さすが最高のクリ屋さんをしていただけはありますよ!」

男「……知ってんのか、俺がクリ屋をしていたことを」

ミク「はい!で言うより一度綺麗にして貰った事だって有るんですよ?忘れちゃったんですかぁ?」

クリ屋をやって、多分158万人は相手にしただろう。覚えてる訳なんかないよ…まぁ、例外もいるけど

トウマ「……豆板醤のトウにマンコのマでトウマ……一応、女だから…」

男「あぁ、はい、よろしく」

二人目の紹介が終わる(30人位居るけど説明がめんどいので省くわ)




32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 19:01:41.01 ID:oUe5JzJKi


社長「実はだね、ジャパネットから訴えられたんだよ。
    我が社のパクリの分際で売り上げを伸ばすなってね」

男「は、はぁ…」ズルムケー

ミクとか言う雌にパンツごとズボンを脱がされ苦しそうなちんことご対面をする。
女にフェラされるなんて何年振りだろう、3秒で射精した

ミク「ぶぶっ!!」クチノナカマッシロン

社長「それでだ、まぁ高田なんてスルーしてだな、標的を変えようと思ってね…
    いや、方針を変えると言った方が良いかね」

男「……アイドルグループでも作る気ですか?」

今度はトウマに尻穴を弄られた。ヤバい、こいつ上手すぎ…
前立腺をひたすらに責めあげられ、やれやれ、俺は射精した

社長「MNKフォーティーエイトだよ!君が商品を紹介する際に彼女達を使うだけで良いんだ。良いね?」

社長の無言の圧力に負け、俺はしぶしぶ射精した…
その後、30人の雌のオモチャにされ金玉の中が空っぽになった




33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 19:08:55.70 ID:oUe5JzJKi


男「……」

午後8時、社長室からやっとの思いで飛び出し赤くなってるちんこをさする。
痛かったろう?俺がそう労わってやってるのにこいつは随分と嬉しそうだった…

ちんこ「ハァハァ!MNK!ま、ん、こ!マンコォォォォ!!」トロピカーナー

男「何時まで出してんだよバカ、もぐぞこの野郎」

ちんこ「す、すみません…数年ぶりのまんこだったんでつい…」シボミーノ

反省したのか精魂尽きたのか、相棒は小さく萎んでカマキリの卵の中へと隠れていった…
変態が、あんな肉の塊の何が良いんだが

男「さってと…寝るかな」

トウマ「…プロデューサー」

男「っとぉ、確かお前は……えっと」

トウマ「豆板醤のトウにマンコのマでトウマです……少し、良いですか?」

彼女の寂しそうな表情に釣られ、俺は彼女について行った。まさか……あんな事を喋る事になるとはな…




36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 19:15:35.61 ID:oUe5JzJKi


何時もの公園、少女と再開した公園に俺勃ちは居た。
トウマ、ぶっちゃけ胸も無い貧乳の雌になんら興味なんて示さなかった

男「…で?なんなんだよ話って、こんな寒い場所じゃなくて俺の部屋でも良かったろ」

トウマ「………返してください」

男「は?」

俺は彼女の言ってる事が分からなかった。
返してください?なーに言ってんだこいつは、俺は基地外に絡まれた感覚だった
もう無視して帰ろう。そう思い、俺はちんこを上下に動かしながら彼女に背を剥けた

次の彼女の言葉で…俺のちんこがいっきに萎みあげた

トウマ「雅子お姉さんを…返してください」

男「み、雅子……だ、と?」




38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 19:22:15.07 ID:oUe5JzJKi


トウマ「……お姉さんを返せ……お姉さんを返せ!!」

男「なっ、な、な、なにいって」

慌てふためく俺には追撃のバトルフェイズが始まる、彼女の言葉が俺のちんこを締め付ける…

トウマ「ふざけるな!お、お姉さんは…お姉さんはお前に殺されたんだ!!」

男「!!!」シャッセーイ

宙に舞う透明な精子、先ほど廻された為か白みが無く綺麗な透明色だった…
雅子の妹、こいつは全てを知っていた

……俺がクリ屋を辞めた本当の理由を

男「み、雅子は…雅子は俺が殺したんじゃない!違う!し、信じてくれ!」シャシャッセーイ

多量の精子を彼女の口へと流し込む。
彼女は美味しそうに、一滴も零さず呑んでくれたのが少し、嬉しかった…

トウマ「4年前ですか…あの日、プロデューサーはお姉さんと再開して……再開……して」

男「雅子…」

思い出したくも無いあの日、閉じ込めていたあの日の記憶が蘇る




42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 19:30:05.33 ID:oUe5JzJKi

~4年前~

男「ふふっ、可愛らしいぷにまんだ…」

女子中学生「は、早く綺麗にしてください…////」

DAISSSSONッッッ<

女子中学生「ふわぁぁああ!」シオコサジイッパーイ

男「んっぷ……はい、1000円ね」

女子中学生「あ、あっ…」マンコクッパー

俺は何時もの様に客を捌いていた。世の中の女性を幸せにする仕事、そう、クリ屋をやっていたのだ…
女子中学生の勃起したクリトリスは少し甘く、すっぱかった。
俺もテクをあげ、19秒も有れば女を満足させる様になっていた

男「それじゃあな、可愛いお嬢さん」

女子中学生「ま、また会えますよね!」

男「ふふっ、この狭くて広い日本を俺は居るんだ。会えるか会えないかは分からねーよ」

カラカラと屋台を引きお客、いや、彼女と別れを告げた。
一仕事終え、お腹の虫と睾丸がぐ~っとなったので近くのコンビニで昼ごはんを買う事にしたんだ

雅子「いらっしゃ……」

男「……雅子」

やっぱ、日本って狭いな




44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 19:38:30.47 ID:oUe5JzJKi


男「……お前、またコンビニのバイトしてるのか」

客を捌き少し満たされていた俺は、彼女に声を掛けた。あっ、ついでに精子もぶっかけたがな

雅子「う、うん……北海道に居たんだ…もっと早く見つけたかったよ」

この一言で全てを理解した。こいつは全国を旅する俺を探してたんだ、ずっと、ずっと…
運命の出会いなんてしてなかった。いや、もしかして…彼女にとって運命の出会い人ってのは

男「……ビックフランクと卵2つ、辛子は要らねぇ」

いや、こいつはただのふたなりだ。あの日、完全に俺達は終わったんだ。
何を考えてるんだ俺は…フランクフルトと卵、それとテンガをレジに置き立ち尽くした

雅子「……4545円です」

ははっ…こいつはたけぇテンガだな…底を見ると3900円と書かれてやがった、
どんだけ高いオナホだよ…おれは5千円札を投げ捨てこう、彼女に言い放った

男「……入れるならオナホの方が何百倍も気持ちが良いんだよ…気持ちよくねぇ穴はただの穴だ」

雅子「……かーくん」




45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 19:46:50.71 ID:oUe5JzJKi


北海道、俺が今現在働いてる場所。寒い気候にカチカチのクリトリス。
俺はそんなクリトリスを暖かくしてやる事に全力を濯いでいたんだ。
少しばかり、北海道は客の年齢が幼目なのが特徴的だった。
さっきも中学生、その前は産まれたばかり、生後3ヶ月の赤ん坊のクリトリスも温めてやった

ちんこ「良かったんですかい旦那、雅子さん、旦那を探して…」

男「肉壺……壺を好きになれる奴は頭がイかれた連中だけさ。さっ、早く食べようぜ」

フランクフルトを卵で挟み口へと運ぶ、
先からジュワッと肉汁がまるでちんこの先から溢れ出るカウパーそのものだった。
金玉に見たてた卵を一口で頬張り喉に詰まらせる。ピッコロ大魔王みたくはき出しふてくされる。
さぁ、明日も頑張るか、さっきの中学生から貰ったパンツをまくらに砂場に寝転がった

男「……しょんべんの匂いがする…」

雅子「かーくん!!」

俺の眠りを妨げる肉壺、俺は中学生パンツを投げつけた




48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 19:55:12.03 ID:oUe5JzJKi


雅子「もうクリ屋なんか辞めてよ!!私だけの男になってよ!!」フタナリー

男「……うるせぇんだよ」デカマラー

互いにちんこを見せ合い威嚇する。
寒空の下、ガチガチにそそり立つ二対の矛、矛盾という言葉があるが、矛矛という言葉は無い…
何でも貫く矛(ふたなりおちんぽ)と何でも貫く矛(39cmのマグナムちんぽ)、
射精の時はほぼ同時、キャリアのせいか数秒、俺の方が早かったか

雅子「いやぁぁああぁあ!!」ハラミーヤァア<

男「!!?しまっ!」

やってしまった。
俺はあろう事か妊娠率100%を誇る伝説の孕ま精子を彼女のマンコーンにぶち撒けてしまったのだ。
慌てて彼女の膣内をシェイクする、血と万汁と精子がぐちゃぐちゃに混ざり合い俺の鼻をくるしませた

男「ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい」ミッキーサァッ!

雅子「ハラミーヤァア!!」ジュセイカンリョウッ<

男「あ、あぁ……ぁ"ああ!!」

雅子「えへへ、やった…かーくんとの子供だ」

お腹をさすり恍惚そうな表情で俺を見つめる彼女、
やってしまった…まずい、どうすれば……どうすれば…




49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 20:04:07.23 ID:oUe5JzJKi


ー世の中の女性を幸せにしてみな、君になら出来るから……
私みたいな女でも幸せに出来たんだよ?大丈夫。君なら出来るよ…クリ屋…ー

あの日の少女の言葉が蘇る。俺は決めたんだ、世の中の女性を幸せにするんだって…
なのに、あろう事か目の前の豚を孕ませてしまったのだ
クリ屋は法律上、彼女、または子供が居ては続けられない職業。
イコール…俺はクリ屋を辞めなければいけなくなるのだ

男「っざけんな!!!俺は、彼女と約束したんだ!クリ屋で世界の女性を幸せにするんだって!
  お、お前なんかに妨げるられてたまるかぁぁあああ!!」リュウザンパンチッ<

雅子「う"っぐば…」

ちんこ「だ、旦那!!なんてことしやがるんだ馬鹿野郎!!」

男「はっ!?お、俺は…な、何を」

流産パンチ、生まれてくる胎児の頭蓋骨を正確無比に粉々に砕き腹の中で殺させる性技の一つ。
焦りと気持ち悪さで俺は食べたばかりの卵を吐いた

雅子「あ……」死~ん

男「み……や…こ?お、おい。雅子?」

ちんこで雅子の頬を突つく、本来なら美味しそうにしゃぶりつくのだが、それが無い……俺は…

雅子を……殺してしまった




52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 20:10:57.85 ID:oUe5JzJKi


男「……また………だ」ズッコンバッコン

死んだ雅子のまんこにちんこを突っ込み腰を振る。
冷たく冷え固まったまんこの締まりは尋常では無く30秒で果ててしまった…

ちんこ「死姦Foooooooo」エボルシャーッス<

男「俺は…二人も女を……殺したんだ」シボミーノカラノボッキーノ

冷えたまんこに何度も何度も子供の種を植え付けた。
ごぽごぽといやらしい音を立てて膣から白い液体が噴き出す

俺は死んだ雅子を屋台の中に乗せた。
力無く屋台をひっぱって行き、俺が向かった先は高速道路……
俺は屋台を高速道路の真ん中に放置し、逃げ去った。
後ろでトラックとぶつかったのか、木材がバラバラに砕け散る音が聞こえた気がした…
そう、あの日、俺は全てを捨て、クリ屋を辞めた




55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 20:17:23.57 ID:oUe5JzJKi


トウマ「……いや、完全に殺してるよね…」

彼女の冷静な突っ込みに俺は我に返った。そっか、俺は雅子を殺したのか…

男「……すまんかった」

彼女から熱いビンタを貰い、金玉を握り締められ、ちんこを爪で引っ掻かれた。
痛いとか、そういう次元じゃなかった…
地べたに転がり落ち悶絶する俺を他所に彼女に金玉を思い切り蹴り上げられた

男「はぁあぁっう!?」セイソウサヨナラー

トウマ「………プロデューサー、お姉さんを返してください…」マンジュール

彼女の下半身から涙が滴り落ちる。泣いてる、いや、俺が泣かせてる…
世界の女性を幸せにすると誓った男の姿はもう何処にも無かった

その日、俺は公園で一夜を過ごした…
散歩をしていた27歳位の女性と、その娘(推定4歳)を犯しまくった…




56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 20:23:23.78 ID:oUe5JzJKi


翌日、俺はシャブネット本社に居た。
痛む金玉と痛む心を押さえ込み、今日も商品を紹介しないといけないのだから…

ミク「プロデューサ~、今日って私が掃除機に吸われるんですよね?
    へへっ、今日の私、感度凄いんでよ!?期待しててくださいね!」

男「あ、あぁ…」

30人居る中、すぐにトウマを見つけた。何て声をかけたら良いか分からない。
けど、このままじゃいけない…そう思い、俺はトウマに近づこうとした。が、

社長「さぁ10時だ、生放送だそ~」

男「………はい」

仕方なく番組の準備をする事になった。多分、俺は彼女との間に出来た溝を埋める事なんて出来ない。
気持ちを引き締める為、メンバーのマンコを借りて射精した




57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 20:32:25.85 ID:oUe5JzJKi


シャ~ブネット、シャブネット♪夢のシャブネットハダカ~♪

軽快で下品なBGMが流れ、番組が始まる。過去に何度もジャパネットにパクりだと訴えられたらしいが
そんなの社員の俺には関係無い。俺は今日もダイソンの宣伝をしなきゃいけないんだ

男「さ~て、今日紹介するのはこちら!!」

ミク「KRTRS専用掃除機、ダイッソンですよー!
    凄いですよ見てくださいこのボディ!黒光りしていやらしいですよねー!」

ミクは必死で目の前に掲げられたカンペを読み、オーバーリアクションでアピールしている。
素人のやる事だ、俺も最初は苦労したっけ

男「はいはーい、それでは彼女に台の上に乗ってもらいましょー」

ミク「プロデューサー、や、優しくお願いしますね」エムジー

男「分かってるよ、一番弱い奴で吸ってやるから安心しろ」ボソボソ

しかし、俺の思いも虚しく、目の前のカンペに書かれた文字を見、絶句する

「最大出力で彼女のクリトリスを千切れ」

俺はその場に固まった。もちろん、ミクも…




58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 20:38:27.93 ID:oUe5JzJKi


スタジオ外から社長がニヤニヤと此方を見ている。
クソったれ、要するに朝っぱらから視聴率が欲しいだけの為に彼女達を掻き集めたのだ…
何がMNKフォーティーエイトだ、秋元にばれたらクビを飛ばされるぞ

ミク「ぷぷ、プロデューサー?あ、ああ、あの」

何もしない俺達にギャラリーがざわつく、生放送で有る為カットなんてしない。
もちろん、社長命令は絶対…社畜は社長の手の平で行儀良くしていなくては生きて行けない…
だから世の中が腐って行くんだ

男「………」

ちんこ「だ、旦那…」

俺は次の瞬間、社長の度肝を抜く行動に出た。
もう何も怖く無い、昨日の公園での一夜で胸に込み上げてきた熱い何かが今、再び煮えたぎったのだ




63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 20:47:56.40 ID:oUe5JzJKi


男「こ~んかい紹介するのはこのダイソンの掃除機では無く~~僕自身でーす!」

ちんこ「!?」 ミク「!!」 社長「!?」ミルクセーキィイ

俺は掃除機を蹴り飛ばし床に叩きつけた。
はっ、吸引力が変わらなくても耐久力はその辺の弁当箱以下なんだよダイソンはなぁ!
破片が飛び散り欠けたダイソンを再び蹴り上げスタジオの窓から飛び出して行った。
社長は社員にカンペを投げ渡す。社員はカンペを俺に剥ける

「クビになりたいのか貴様!!早くダイソンで彼女のクリトリスを引きちぎれ!」

男「ミク、何となく思い出したよ。君はあの時の小学生だね…」

彼女の太ももに手を当てパンツを下ろす

ミク「あはっ、プロデューサー!覚えててくれてたんですね!」エスジカイキャク

男「……俺はあんな掃除機なんかよりよっぽど凄いぞ?本番中だ、気絶すんなよ」

彼女の剥けたクリトリスを唇で包み込み、そっと息を吹きかける。ピクンとはねるソレは、美しかった…

トウマ「……プロデューサー」

男「俺、やりたい事見つけた…ミク、良かったら一緒に来ないか?」

ミク「良いんですか?わ、私なん

ダダッイソンッ<

ミク「ふぉあぐらぁぁあ"っぉぁあ!」ブッシュダイトウリョー


65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 20:54:23.37 ID:3Vzz+YpN0

言わせてやれよwwwww




66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 21:00:00.39 ID:oUe5JzJKi


男「はぁ……今日は人全然来ないな…」

トウマ「……いや、そりゃ女二人も連れてちゃ近寄り辛いだろ」

あの日、俺は会社を辞めた。と、同時にMNKフォーティーエイトはAKB48の耳に止まり、
速攻で潰された…電通の恐ろしさを思い知らされた

男「まぁなぁ…イケメンな俺だけだったら今頃50人は捌いてんのになぁ…」

小さな小さな屋台を引きずり愚痴を零す。
二人は屋台の中で休憩中、つーか明らかに仕事の邪魔をしていた。雌を連れては雌は寄ってこない、
まぁ、国には彼女達を引き連れクリ屋をやっているのはバレてはいない。

男「はぁ…腹減ったな」

ちんこ「旦那ぁ…俺は毎日生き地獄ですぜぇ、
     美女二人に毎日すんどめの日々、あぁ、爆発してぇよぉ!!」ボッキング<

ミク「……お腹空いた…ヤバい、死ぬ…」

トウマ「母乳で良かったら…」プッシャー

後ろで雌どもが雑談を繰り広げている。あぁ鬱々しい、だから女は嫌なんだ……
って、まぁ今はしょうが無いか。身寄りの無い女二人を連れてクリ屋、
もしかしたら世界に俺一人だけかもしれないなこの状況は!

男「っしゃぁ!頑張りますかぁ!」

屋台を握る手に力を入れる。世の中の女性を幸せにする仕事、コレを俺は続けられるか分からない。
もう既に、一度投げ出した事なんだし今更何を格好つけても鼻で笑われるだけだな…
うん、今は気取るのはやめよう。30近いおっさんが何を言っても愚痴にしか聞こえねんだし。
やってやるさ、この先どんな困難にぶち当たろうとも、今は一人じゃ無いんだからな




69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 21:09:28.64 ID:oUe5JzJKi


とある牧場、一人の女性が働いていた。
眼帯をしている彼女は左足が義足、右手の半分は切り離されていて惨い状態だ

牧場主「おーい、そろそろ休憩にはいるぞー!」

雅子「あっ、はーい!」

私はあの日、トラックに跳ねられ何時の間にか病院に運ばれていた。
最愛の人から受けたとびっきりの愛情。それがこの姿
私は心底おかしいのかも知れない、けど、今もこうして働けてるコト、彼に感謝している。
今の私を見たら彼はなんて言うだろう…

気持ち悪くて逃げ出しちゃうかな?右目、無くなっちゃったもんね、
気持ち悪がられて当然かな…あぁ、早く彼に会いたいな

雅子「うーん、今日も良い天気だねぇ………ん?」

カラカラと聞き慣れた音が私の千切れかけた耳に入ってくる。聞き慣れた声も同時に……
私は工具を投げ捨て(この時牛に刺さり牛は死んだ)息を荒げて音の鳴る方向へと走って行く
ぎしゅぎしゅと義足が変な音を鳴らし、彼の元へと急ぐ!

雅子「か、かーくん!!」

男「ぶわっ!?なななななな、なんでお前がっ!」

トウマ「お、お姉さん!?」




70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 21:16:53.41 ID:oUe5JzJKi


雅子「……へ?あなた誰?」

トウマ「なっ、何言ってるの?お姉さん、トウマだよトウマ。豆板醤のトウにマンコのマでトウマ!」

知らない、というより……彼、女の子連れてる。それも二人も…
あ、あれ…もしかして…浮気?これ、もしかして三股かけられてる?

雅子「か、かーくん…その娘……誰?」

男「……」

彼女はミクを指差し俺に問いかけてくる。
つーか…身体ぐちゃぐちゃじゃねーか、よく生きてたなこいつ
人工肛門を取り付けている彼女を見て吐き気に襲われる。
ミクは相変わらずトウマの母乳を飲んでは吐き、飲んでは吐きを繰り返していた。

トウマ「ちょ、ミク…もう出ないってば」ミルタンクーン

ミク「まやまやでりゅよ」チュッパチャップス

雅子「………」

彼女は牧場主から工具を奪い取りミク目掛けて工具を振り回した。




72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 21:24:05.68 ID:oUe5JzJKi


鎖鎌を振り回したのは良いが上手く扱えず自らに返ってきた鎌に腹を抉られ小腸をお腹からぶち撒けた。
血がどぱどぱ出て気持ちが悪かった…俺は萎みあげたちんこの上にゲロをトッピングし、
只々立ち尽くす事しか出来なかった

雅子「うんしゃばだぁぁああ!!」クサリガマァア

また鎖鎌を振り回す。今度は義足で無い方の足が飛び、次に喉元をかっ切り彼女はその場に崩れ落ちた…

雅子「ひゅー、ひゅー」ナイゾウガナイゾーン

男「ぅ"ぉえぇぇえぇえう"!!」ゲロシャバダー

トウマ「お姉さぁぁあああん!!」ボッニューン

ミク「ふぁれ?トウマ、急に出が悪くなったよ……えい」アマガミー

トウマ「かおるぅぅううんっ!!」プッシャー

小腸を縄状にし、カウボーイみたいに自らの小腸をぶんぶんと振り回す
目の前の化け物に俺は言葉が出なかった

雅子「まんまみーやぁぁあああ!!」ショウチョウフラフープ




76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 21:34:27.49 ID:oUe5JzJKi


男「やべえよ・・・やべえよ・・・」

俺と牧場主は恐怖のあまり二人で抱き合っていた。
何時の間にかキスもしてたっけ…ザラついた舌がちょっと気持ち良かった///

雅子「みゃーもぉぉおぉん!!!」カウボーイッ<

狭い部屋で長すぎる小腸をぶん投げたのが悪かったのか、
小腸はミクに当たる事無くガラス窓をバラバラに砕き破片で小腸が真っ二つに引き裂かれた…

雅子「痛い…いた、いよ…かーくん、いたいよぉ…」

地べたを這いずり俺に近づいてくる肉壺、いや、本当に肉壺だった。
もうほっといても死ぬだろう、俺は無視して牧場主のちんこ(男のクリトリス)を綺麗にしていた

ダイッソンッッッ<

牧場主「ふぉぉぉぉぉぉ!!?」ブルガリアヨーグルトォオオ<

男「っぺ!…はい、2000円です」

俺は牧場主の精子を床に吐き金をもらった。三人分の昼飯代を稼いだのでとっととずらかる事にした

男「おい、レズカップル、早く行くぞ。昼ごはん食べにな」

トウマ「いや、お姉さんは!?」

ミク「はーい!!じゃあいこっ!トウマンコっち!」

トウマ「……人をたまごっちみたいに言うな、バカ」




79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 21:48:42.70 ID:oUe5JzJKi


雅子「ぁ…ぁああ」

目の前から去って行く最愛の人、痛い、身体が痛いよ。
もう、感覚が無くなってきちゃった……けど、もう逃げられるのはやだもん
負けるな私…痛みなんて、痛みになんて

雅子「痛みに負けルナ!」ルナルナー

裂けたおなかに手をぶち込み大腸を取り出し彼へと投げる……届け、届けっ…届けっ!!

男「っ!!」ダイチョウマキツキ♡

雅子「あー…がぁぐん…やっだ……」

男「ぅ"っ……ぉえうがぇ"ぇ!!」ゲロシャブリーヨー

大腸の臭さに鼻が殺られ、何時の間にか吐いていた。
ミクとトウマが駆け寄って来ようとするのを精子で制止させ、屋台に行けと命令した

男「くっさぁあ…み、みやこぉ…もういい加減にしてくれよ…」

雅子「あはっ…あはは」

俺は下半身に力を込め………精子を雅子の脳にぶち込んだ。
ジャイロ回転で流れる様に雅子の脳みそを貫通し、床に小さな穴を開けた。
雅子は……俺の精子で停止した




83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 22:00:39.57 ID:oUe5JzJKi


男「クリ屋~、一回500円ですよ~あなたのクリトリスを綺麗にしますよ~」

トウマ「……ミク…いい加減にしてくれ…胸が垂れてしまう」ボッニューン

ミク「らいひょうぶらいひょうぶ」

雅子が死んでくれて良かった事が有る。
本格的にレズに目覚めた二人を見世物にして金を巻き上げる
【レズビアーン】を掛け持ちで出来る様になったからだ。
おかげで一日の売り上げは毎日3400円位は+になった、まっ、昼ご飯代で吹き飛ぶんだがな…

ちんこ「旦那…おらぁもう嫌だ……もうちんこすら触ってくれなくなっちまった」シボミーヨ

男「はっはっは!良いじゃねーか、ほら、目の前のお客さんに集中だ!」

そう言うと1000円札を握り締めた女の子が俺に近づいてきた。
ふふっ、14歳と見た。女の子は俺を見るなりお金を渡し、恥ずかしそうに言ってきた

少女「あ、あの…ちょくせ

ダダダダダダッイソン<

少女「ふわぁぁあああ!!」シャラポワー

俺はクリ屋、今日も明日も明後日も、世の中の女性を幸せに…いや、気持ちよくさせようと思う
死ぬまでコレをやれるなら寧ろやりたい位だ。クリ屋…俺を変えてくれた職業。
クリ屋、俺から全てを奪った職業。クリ屋、今からの俺を変えてくれる職業…

男「お嬢さん、お金は要らないよ。そのお金で美味しい物でも食べな」イケメンスマイル

少女「/////」 クリトリス「あふん///」プチュ

終わり




94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 22:07:05.30 ID:oUe5JzJKi

すまねぇだぁ…ちょっと時間の都合上無理やり畳むしか無かったんです。あっ、前に出た眼鏡っ娘は死にました

それでは!

ダイッソン<


84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 22:02:16.12 ID:C3/tk1pW0






87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 22:03:19.40 ID:dSzXQk74O


なんだろう感動した




88 名前: 忍法帖【Lv=14,xxxPT】 :2012/04/15(日) 22:03:43.74 ID:keZ4Bs9p0






89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 22:04:22.57 ID:QZOXQ9QE0






90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 22:04:29.07 ID:3l1cwpHO0






91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 22:05:07.40 ID:afp7uKe2O

乙ダナ




92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 22:05:45.40 ID:3Vzz+YpN0

よく分からないけど長編の映画を観終えた気分だ







95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 22:13:54.97 ID:GAWKEwPb0

乙ダイソン!

2014年12月27日土曜日

男「クリトリス一回500円で掃除するよ~」女「あっ!クリ屋さんだ」




2014年12月17日水曜日

ジャイアン「近所にイオンモールができて俺の店がやばい…」

1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:14:38.82 ID:QGlFn6/k0

ジャイアン「腰をやっちまって老衰した両親」

ジャイアン「高校卒業後すぐ店を継いだから学のない俺」

ジャイアン「漫画家を夢見てひきこもる妹…」

ジャイアン「どうしてこうなった……」


のび太「www」
9 : 忍法帖【Lv=7,xxxP】(1+0:15) :2012/10/17(水) 19:16:59.07 ID:oHeVsvtI0
またイオンの被害者が…
10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:17:00.26 ID:QGlFn6/k0

ジャイアン「の、のび太! お前いたのか!」

のび太「『いらっしゃいませ』だろ?」

ジャイアン「い、いらっしゃいませ……」ペコリ

のび太「ったく感謝してよ。こんな寂れた店にきてやってるお客様なんて僕くらいだよ」

ジャイアン「……」

のび太「はぁ、やっぱイオンのほうが安いな。これここで買うのやめとくか」

ジャイアン「わ、割引するから!」

のび太「何割?」

ジャイアン「……5%で」

のび太「は?」
12 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:17:33.38 ID:+Zygr1yh0
ジャイアンの家って何の店だっけ?
13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:18:00.59 ID:AeyyO43P0
>>12
雑貨屋?
20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:20:00.52 ID:QGlFn6/k0

ジャイアン「だってそれの仕入れ値的にこれ以上は」

のび太「だーかーらー嫌なんだよ個人商店って」

のび太「これイオンならこの値段の2割引きくらいで買えるよ?? ん??」

ジャイアン「…だからなんだってんだよ」

のび太「客がやすいほうへやすいほうへ行くのは当然だよね?」

ジャイアン「わかってらぁ! でもなぁ……そんなに大口で仕入れることはできねぇんだよ」

のび太「種類もすくないし」

のび太「ねぇジャイアン。イオンに比べてこの店が勝ってるところってどこ?」

ジャイアン「……」
25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:22:17.05 ID:QGlFn6/k0

のび太「値段? 全部負けてるよね」

のび太「品揃えも最悪。ここじゃ簡単な夕飯の材料すら揃わない」

のび太「愛嬌? イオンの店員さんは可愛くて愛想よくてハキハキしてていいよねぇ」

のび太「立地も悪いし、駐車場もないから買い込むのしんどいし」

のび太「なにより楽しくない。買い物はレジャーだよ」

ジャイアン「……」プルプル

のび太「昔みたいに殴る? 大事なお客様を??」
29 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:25:42.87 ID:QGlFn6/k0

ジャイアン「イオンなんてできなければ…」

のび太「自分とこの営業努力の足りなさを大手スーパーに押し付けるんだ?」

ジャイアン「そういうわけじゃ……」

のび太「イオンが勢力をのばす傍らでジャイアンは何してきたの?」

のび太「小売なんて生存競争かけて日々切磋琢磨してるよね?」

のび太「ジャイアンは呼び込みもしないし、チラシもつくらないし、WEBの更新もしないし」

のび太「仕入れを安くするための努力も怠ってる」

のび太「ねぇ、それで昔みたいに常連さんがきてくれるとおもった?」

のび太「浅はかだよね。そこが低学歴たる所以かな」

ジャイアン「……」
39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:29:01.66 ID:QGlFn6/k0


のび太「こんな閑古鳥が鳴くボロ屋なんてたたんで、迎合してしまえばいいんだよ」

ジャイアン「!」

のび太「そのほうが賢いよ。商店街のみんなはいまはイオンで立派に店員やってるよ」

のび太「ジャイアンならそうだなぁ、イオン農産部なんか合ってるんじゃないかな力持ちだし」

ジャイアン「……でも」

のび太「わかるよ。自営業のプライドってのがあるもんね」

のび太「パパとママから受け継いだ大事な店だもんね」

のび太「大学に行かずにこの歳になってまでパートは嫌だよね!」

ジャイアン「……」

のび太「でもさぁ、現実みろよ。もう商店街は死んだんだよ」

のび太「ジャイアンこのままここでうだうだしてるとマジで一家心中することになるよ」

ジャイアン「!!」
40 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:29:06.51 ID:cFeYSnGG0
ジャイオン
53 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:33:45.72 ID:QGlFn6/k0

のび太「わかる? イオンがこの街の中心なの」

のび太「イオンに沿うように道ができて人が住むの」

のび太「僕らの町は数年で変わったんだよ」

のび太「でも憎んじゃいけないよ」

のび太「これはこの町の大多数の住人が望んだ結果なんだから」

のび太「おかげで町は発展した。そうでしょ?」

ジャイアン「た、確かに…」

のび太「出木杉市長も頭かかえてるよ」

のび太「時代に取り残された古い人間をどう処理するかってね」

ジャイアン「なんだと!!」
55 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:34:56.35 ID:FYz4XDOH0
市長出来杉かよwww
61 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:38:08.27 ID:QGlFn6/k0
のび太「この区画さえ整理できれば都市改革計画がまた一歩前身するんだ」

のび太「はっきりいうね。ジャイアンの店、みんなの邪魔だから」

ジャイアン「……!」

のび太「わかんない? 最近さぁ露骨に仕入れ値あがったでしょ?」

ジャイアン「……」

のび太「あれ、出木杉市長が農協に根回ししてるからだよ」

ジャイアン「へ!?」

のび太「いい年して素っ頓狂な声ださないでよ。予想もつくもんだろうに」

のび太「相変わらずどんだけ鈍いんだ……」

のび太「あーあ、バカに逐一説明するのはつかれるなぁ」

ジャイアン「やい、のび太お前は……」
69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:40:37.05 ID:Vl0jvOZvP
のび太は地上げ屋にでもなったのかwwww
72 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:42:45.34 ID:QGlFn6/k0

ジャイアン「客として来たんじゃないのか!」

のび太「もちろん客だよ? あ、この缶詰一個頂戴」

ジャイアン「おせっかいか!? それともまじで地上げでもしようってのか!」

のび太「僕はまだそんな身分じゃないよ。でも、近い内そうなる」

のび太「だから警告だよ。情けをかけた最後通告といってもいい」

のび太「友達として、ね」

ジャイアン「最後通告だと……!!」

のび太「さっき僕はイオンに迎合しろといったよね」

のび太「でもね、人間そんな簡単にプライドと愛着ある店を捨てることはできないんだよ」

のび太「だから君にも必要なんだ、建前が」

ジャイアン「!」

のび太「地上げをくらったから、『仕方ない』」

のび太「それが君に残された人生の逃げ道だよ」
84 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:47:24.66 ID:QGlFn6/k0
ジャイアン「あ…あ……」

のび太「足りない頭で考えてよ。野垂れ死にたくはないだろ?」

のび太「妹の夢を応援したいだろ?」

のび太「伏した両親を助けたいだろ?」

ジャイアン「俺は……俺はどうしたら……」

のび太「これ以上貯金を食いつぶすのは楽しいか?」

のび太「気付いた方がいい」

のび太「もう君も君の店も、詰んでるんだよ」


ジャイアン「……」ガクッ

のび太「さて、すこしおじゃまするよ。元フィアンセの様子も少しみたいしね」

ジャイアン「……」

のび太「悩みに悩むんだ。相談があったら僕のところへおいで」

のび太「話を聞くくらいならいつでもかまわないよ」

のび太「まぁ本当に聞くだけになるだろうけどね…」
91 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:50:20.02 ID:QGlFn6/k0

のび太「やぁ」ガラガラ

ジャイ子「……こうじゃないこんなんじゃない」ブツブツ

のび太「神童も堕ちたもんだな」

のび太「まぁよくあるよね。神童なんて言葉所詮まやかしなんだよ」

のび太「そうあってほしいと願う周りがもてはやした結果さ」

のび太「やがて年をとって気づくんだ。自分は所詮有象無象の凡才だって」


ジャイ子「の、のび太さん……」

のび太「漫画は楽しいかい?」

ジャイ子「……」
96 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:52:53.77 ID:QGlFn6/k0

のび太「へぇ、うまいもんだね」

ジャイ子「見ないで!!」

のび太「どうして? うまいじゃないか、そこそこ」

ジャイ子「そこそこじゃだめなんです! もう小学生じゃないんだから!!」

のび太「そうだよね。そうなんだよ」

のび太「君はもう大人だ。こんな子供だましの落書きを書いてる年齢じゃない」

ジャイ子「やめて!!」

のび太「なんだよ。いざ指摘されると嫌がるって。とことん幼稚な精神のまま育ったんだな」

のび太「君は漫画をかきたいのか、漫画をかいてることを逃げ道にしてるのかどっちなんだ」

ジャイ子「いやーーー! でてって!!」

のび太「やれやれ」
109 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 19:57:13.65 ID:QGlFn6/k0

のび太「ひたむきに絵をかいてた君は好きだったよ」

のび太「あのころは確かに輝いてた」

のび太「でも薄汚れたおんぼろ部屋でこそこそ自慰にふけるようじゃもうだめだ」

のび太「自分の能力と才能に見切りをつける時期はとっくにすぎたよ」

ジャイ子「まだ来期の新人賞があるから……」

のび太「新人って歳かい。漫画家に大器晩成があるのかしらないけど」

のび太「素人の僕でもわかる。君のメッキは剥がれた」

ジャイ子「諦めたらそこで試合終了……」

のび太「凡人の君程度が漫画のセリフをタテにするなよ」

のび太「それは才能のある人間にだけゆるされた至言だ」

ジャイ子「帰ってください……」

のび太「僕も嫌われたもんだね」
116 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 20:02:22.35 ID:QGlFn6/k0

ジャイ子「のび太さんにはわからないんですよ」

のび太「漫画は詳しくないよ。一読者でしかないもんでね」

ジャイ子「ちがう!!」

のび太「?」

ジャイ子「努力を強いられる凡人の気持ちなんてわからないって言ったんです!!」

のび太「努力……ねぇ」

のび太「参ったな。そういわれると。僕は言い返せないよ」

のび太「たしかに僕は努力なんてしなかったよ」

のび太「だって努力する事を努力とは思わなかったから」

ジャイ子「!」

のび太「好きなことは無我夢中でやる。気付いたらうまくなってる。うまいから金になる」

のび太「その裏で数え切れない苦労はあるさ、でもそれを人に自慢げに語ってなんになる」

のび太「さもしいんだよ。君は」

のび太「承認欲求だけで絵をかく雑魚が漫画家先生を夢見てるんじゃない!!!!」
118 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 20:03:39.36 ID:KH9Gu01q0
怠け者ののび太がどうしてこうなった
128 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 20:05:57.58 ID:QGlFn6/k0

ジャイ子「うっ……ううっ」

ジャイ子「一体なにしに来たんですか」

のび太「言っとくけど、君をどうこうしようって気はないよ」

のび太「ただ、前へ進もうとするお兄さんを支えて欲しいって言いに来ただけさ」

のび太「それともお兄さんにだけ苦労かけて自分はまだ夢に酔うのかい?」

のび太「妹だからって甘えてられるのは花ざかりまでだよ」

のび太「それに、切実にお金もないんだろう」

のび太「将来どうする気なの?」

のび太「いっとくけど、御免だよ僕は」

のび太「君、女としての魅力がないんだ。見た目も心も」

ジャイ子「……」
144 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 20:12:51.08 ID:QGlFn6/k0


のび太「さてと……」

のび太「おっと電話だ。失礼」

のび太「もしもし、こちらよりよい未来を作る四次元カンパニー代表取締役の野比です」

のび太「なんだ市長。ハハハ、いま剛田商店です」

のび太「まぁ、ぼちぼちやってますよ」

のび太「これで駄目なら強行策も辞さないつもりです」

のび太「うまくやりますよ。手馴れてるんで」

のび太「なにより友達だ。なるべく穏便に解決したい」

のび太「では、また日を改めてディナーでも」


ジャイ子「のび太さん今の電話……」

のび太「現実をみたほうがいい」

のび太「僕はよりよい未来を作る。22世紀につながるように」
202 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 20:42:05.42 ID:QGlFn6/k0

その晩


しずか「おかえりなさい」

のび太「やぁ、ただいま」

しずか「どこか寄り道してたの?」

のび太「ちょっとね、顔なじみの店に」

しずか「ほんと知り合い多いのね」

のび太「職業柄ね。いい縁もあれば悪い縁も多いよ」

しずか「疲れてない?」

のび太「今日はちょっと精神にきたね」

のび太「僕は毒を吐くのが仕事ってわけじゃない。でも仕方ないか」

しずか「だってのび太さん、優しいもの……無理はしちゃだめよ」

のび太「やめてよ。明日は骨川スネ夫だ今月一の難所だよ」

のび太「気を高ぶらせてかからないと逆に飲まれる」
210 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 20:45:14.07 ID:NxqWpu7q0
スネ夫なにしてんの
216 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 20:47:21.36 ID:QGlFn6/k0

しずか「スネオさん……いまはイオンの近くで喫茶をやってたかしら」

しずか「一度だけ行ったことあるわ。とても、その、奇抜なお店で……すこしだけひいちゃった」

のび太「うん、それが厄介なんだ」

のび太「まぁしずかちゃんに話すことじゃないけど、目の上のたんこぶだよ彼は」

しずか「それでもちゃんとお仕事してるわ」

のび太「……だからだよ。僕も考えあぐねている」

しずか「?」

のび太「とにかくお腹がすいた。晩御飯は?」

しずか「できてるわ。いただきましょ」
225 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 20:50:56.44 ID:QGlFn6/k0

のび太「食べながら聞いて欲しいんだけど」

のび太「今回の山が片付けば、都市改革も一段落する」

しずか「えぇ、のび太さんすごく頑張ってるわ」

のび太「それで、すこしだけ暇ができるんだ」

しずか「そう、良かった。ゆっくり休めるわね」

のび太「その間に、籍を入れない?」

しずか「!」

のび太「あんまりこうだらだら引き伸ばすのも君に悪いかなってずっと思ってた」

しずか「いいの……? うれしい……」

のび太「ジャイアンたちも、気持ちに整理がついたら笑顔で僕らを祝ってくれるさ」

のび太「だから、僕は明日スネオを必ず……」

しずか「応援してるわ、ずっとこれからも」

のび太「ありがとう。しずかちゃんが居てくれるから僕は頑張れるんだよ」
231 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 20:54:47.84 ID:QGlFn6/k0

翌日


のび太「人通りの多いこんな場所に、無粋な……」


カランコロン

メイド達「おかえりなさいませご主人さまー!」

のび太「オーナーのところへ通してくれないかな」


スネオ「よ! のび太じゃん! 珍しいな」

のび太「やぁスネオ。来たよ」

スネオ「来たよって。あ、わかったウチの子たち秘書にでもつけようって腹だな」

スネオ「スカウトは自由だぜ。また可愛い子雇えばすむ話だからな」

のび太「違うよ。大事な話があるんだ」

スネオ「………かけろよ」
240 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 20:59:56.33 ID:QGlFn6/k0

のび太「単刀直入に言う。店をなんとかしてほしい」

スネオ「そりゃまた。つまらない脅しでもするのか」

のび太「この店は、ふさわしくないんだ。僕らの描いた都市計画に存在しない」

スネオ「商売には自由ってものがあるとおもうけどなぁ」

のび太「治安も悪くなる。やめてほしい」

スネオ「一応営業許可証はもってるんだけど?」

スネオ「それになんの権限があっていちゃもんつけるんだよ」

のび太「権限じゃない。個人的なスネオへの憂慮で」

スネオ「余計なお世話だ」

のび太「どうしてこんないかがわしい店を天下の往来につくるんだ」

スネオ「楽しいから」

のび太「楽しければ町の景観を損ねてもいいと君はおもってるの?」

スネオ「景色はだれのものでもない」
250 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 21:03:21.30 ID:QGlFn6/k0

のび太「それに、こういうのは商売ではない」

のび太「君は大学をでてから一体なにをしていたんだ」

のび太「まともな職にもつかず、あちこちをふらふらふらふら」

のび太「数年ぶりに戻ってきたと思ったら下世話なメイド喫茶のオーナー?」

のび太「正直なにを考えているかわからないよ」

スネオ「楽しいこと」

のび太「わからない……君が心配だ」

スネオ「建前はね。本音はそう、お前なんて出木杉閣下の犬っころさ」

のび太「両親はなんていってる」

スネオ「何も」

のび太「じゃあ心のうちで何を思っているかくらいなら想像つくだろう」

スネオ「何も。心底興味がないんだ、僕には」
265 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 21:08:33.21 ID:QGlFn6/k0

のび太「君のママはそんな人じゃないはずだ」

のび太「きっと心底君の将来を心配しているはず」

のび太「だってあんなに君のことを大事におもってるんだ。いつも君のことを嬉しそうに」

スネオ「勝手な憶測で人の家庭のことに水を差すな」

のび太「スネオ! なら骨川財閥はどうした? お父さんの後を継ぐんじゃないのか?」

スネオ「……たのしくないだろ。そういうのって」

スネオ「確かに昔の僕は親の金つかって幅を効かせていたさ」

スネオ「お金があれば友達はあつまってくる、物欲は満たせる。その気になれば女だって」

スネオ「でもさぁ……それって虚しくね?」

のび太「……」

スネオ「金持ちの子供って、レッテル貼りの世界で生きるしかないの?」

スネオ「それって、哀しくね?」

スネオ「のび太、僕はさ、世俗にまみれるのがつまらないと感じる人間になってしまったんだ」
268 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 21:09:13.41 ID:tcCMTN3V0
スネ夫が達観してるぞ
273 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 21:09:46.32 ID:pykdpDJI0
これほんとにスネ夫かよ…
282 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 21:13:30.11 ID:QGlFn6/k0

のび太「世俗だと! ろくに社会に働いたこともない人間が何をいってるんだ」

スネオ「のび太、お前頭固いな」

のび太「なに……」

スネオ「僕とお前、なにが違うの?」

のび太「……違うさ、僕は公のために身を粉にして働いている」

スネオ「はいそうだね。僕は道楽の放蕩野郎さ」

スネオ「で、それは悪いことなの?」

のび太「客足だって悪いだろう…」

スネオ「悪いよ。日に数人しかこないなんてザラさ」

スネオ「で、それは悪いことなの?」

のび太「!」

スネオ「ジャイアンの家はさー。まぁお金ないし経営がくるしいならなんとかしなきゃって思うだろうさ」

スネオ「でも僕の場合、しったこっちゃないんだよね。お金あるから」
298 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 21:19:49.75 ID:QGlFn6/k0

のび太「矛盾している。君は結局親の金で道楽に走っているだけだ」

スネオ「そうだよ! 僕にはお金があるから」

のび太「自力で稼いだ金じゃない!」

スネオ「それものび太には関係のない家庭の話」

スネオ「正直ね財閥全体の資産を鑑みると、こんなの小銭みたいなもんさ。頓着がないんだようちの親」

のび太「でも、友達がいい歳してぷらぷら遊んでいるなんて僕は見逃せないよ!」

スネオ「じゃあ放っておいてくれ。それも友情だ」

のび太「スネオ……本当にいいとおもっているのか」

のび太「同期の人間の今を見てなにもおもわないのか」

のび太「僕はこのとおりだ。出木杉は市長になった。近い将来国政にもでる!」

のび太「しずかちゃんは立派にOLをやっている! もうすぐ主婦になる!」

のび太「ジャイアンは店を継いでたったひとりで守り続けてきた!」

のび太「でも君は!」

スネオ「声を張るなよ。客に聞こえる」
320 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 21:27:52.28 ID:QGlFn6/k0

スネオ「僕は在学中あちこちを回った」

スネオ「君たちエリーーートさんからみたら遊びまわってただけに映っただろうね」

スネオ「でも僕にとってはこれまでの人生で一番考えに考えぬいた時期だったんだ」

スネオ「バックパック一つで北へ南へ、日銭を稼ぎながら」

のび太「嘘だ……お金、あったんだろ……?」

スネオ「ないよ。僕、それだけは自分の力でやり遂げたかったんだ」

スネオ「というよりそんな無謀な旅にだすお金はないザマス!って言われちゃった」

スネオ「それで僕カッとなってさ、まぁいい後押しになったよねママのセリフは」

スネオ「楽しかったなぁ。でも根無し草でいられるたった数年という時間が口惜しかった」

スネオ「なにかしていてもなにもしていなくても、時間はながれていくことをはじめて悟ったよ」
336 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 21:32:19.94 ID:QGlFn6/k0

のび太「その貴重な人生の時間というものを知ってるから、僕はいまこうして君に」

スネオ「だから、一生好きなことをしようって決めたんだ」

のび太「!」

スネオ「いいじゃないか。政治家もサラリーマンも自営業も」

スネオ「どこに貴賎があるんだ。あるとしたら職にじゃない、それを思う人間にだよ」

のび太「貴賎があるなんて言ってない!」

スネオ「口にだしてないだけさ」

スネオ「僕は、のび太の心が透けて見える。本音も建前も、全てね」

のび太「……」

のび太「そこまでわかってる君が、なぜ意固地になってここに店を」

のび太「もっと打算的に考えればいい取引ができるはずだ」

スネオ「ここはすばらしい街だ。きっとこの先も発展する」

のび太「あたりまえだろ……出木杉市長の計画だぞ……」

スネオ「なら客足が増えそうなところにあらかじめ店をかまえるのは、僕の経営戦略」

スネオ「……だろ?」
345 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 21:36:13.95 ID:gEb7+bkm0
スネ夫隙なさすぎワロタ
347 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 21:36:37.13 ID:ADOa3HV60
のびたどう出る!?
348 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 21:38:49.45 ID:QGlFn6/k0

のび太「……」

スネオ「それともなにかい? 人様のビジネス無理強いできるほどの国家権力でもお持ちかな」

のび太「そんなものはない。僕は……」

スネオ「いいんだ。わかってる」

スネオ「のび太は悪くない。ただ実直に仕事をしたまで。頑張り屋のセールスマンみたいなもんだ」

のび太「……スネオの気持ちはよくわかった。理解は、まだ難しいけど」

のび太「どうやら君は僕の一歩も二歩も先を歩いてるみたいだね」

スネオ「エリートは僕なんかに感化されちゃだめだよ。だめ人間なんだから基本」

スネオ「のび太にはのび太にあった仕事がある。そうだろ?」

スネオ「僕は仕事人間になれそうもないからこうしてるだけ」

のび太「そうだね……」
354 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 21:44:02.39 ID:QGlFn6/k0

のび太「……今日のところは退散させてもらうよ」

スネオ「次は市長をつれてくるかい? それともヤのつくお人たち?」

のび太「そんなことしないよ」

スネオ「おっと、忘れてた。コーヒー代。200円な」

のび太「……とるのか」

スネオ「ははっ、冗談。そんな顔するなよ」

のび太「一杯200円じゃ、ほんとに儲けでないだろ」

スネオ「まぁね。だから言ったろ道楽だってば」

のび太「それ老後じゃだめなのか」

スネオ「しつこいなー、じゃあのび太が実入りのよさそうな話ひっぱってこいよ」

のび太「えっ?」
366 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 21:50:03.11 ID:QGlFn6/k0

スネオ「四次元カンパニーだっけ? ドラえもんのポケットみたいになんだってできるんだろ?」

のび太「それが僕の経営理念だけど」

スネオ「僕はイオンを含む都市計画に決して迎合はされないよ。でも懐柔はできるかもねって話」

のび太「ほ、ほんと!?」

スネオ「せっかく足運んでくれたんだ。土産がないと出木杉閣下に顔向けできないんだろ?」

のび太「いや、そういうわけではないけど」

スネオ「僕だって今の生活がより楽しくなるなら一枚かませてほしいな」

のび太「……本気で言ってる?」

スネオ「僕が嘘ついたことあるとでも?」

のび太「昔いっぱい……忘れたとはいわせないぞ、意地悪もされた」

スネオ「ハハハハ! やっぱりのび太はのび太だね」

スネオ「安心した。出木杉市長とのパイプはのび太にまかせるよ」

のび太「スネオ……ありがとう」

スネオ「さて、今日はちょっと店じまいだ。久々にパパに電話しなきゃ」
379 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 21:57:23.69 ID:QGlFn6/k0


のび太「財閥に?」

スネオ「お金がかかりそうな話だからなー」

スネオ「その分のリターンを見込めなきゃ僕は即切りするけどね」

のび太「任せてくれよ。きっとうまくいく、僕らなら」

スネオ「僕らなら、ね……昔もよくそう言ってたか」

のび太「ドラえもんがいなくても、大丈夫さ」

スネオ「当たり前だろ。僕らはおとなになったんだから」

スネオ「自分できめて、自分で勝手に生きていくしかないのさ」

スネオ「まぁなんかあったらまた足はこべよ」

スネオ「ここには癒してくれる子ならたくさんいるぜ。あとおいしいコーヒー」

のび太「残念だけど、僕はもうすぐ所帯を持つ身だから」

スネオ「そりゃおめでとって、何年かかってんだよ!」
391 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 22:06:49.36 ID:QGlFn6/k0


・・・


出木杉「で、おめおめと引き下がってきたと?」

のび太「しかし、将来的な妥協案があればなんとか」

出木杉「ひとこと『潰せ』と言ったはずだが?」

のび太「……」

出木杉「まさか昔馴染みの情に転んだとは言わんよな?」

のび太「……そんなことは」

出木杉「では百戦練磨の潰し屋がなぜこんな糞以下の報告書を?」

のび太「ポリシーをもった者は懐柔したほうが有用ですので」

出木杉「懐柔だと? バカバカしい」

出木杉「俺はなぁ、骨川の財閥がしゃしゃり出てくると面倒なんだよ」

出木杉「わかるか? だから貴様に奴の心を折らせにいったんだ」

出木杉「だのにできませんでしただぁ?」
399 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 22:09:08.34 ID:Fyph0Skm0
ここで明かされるできすぎの屑っぷり
419 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 22:13:03.83 ID:QGlFn6/k0

出木杉「高い金払ってこのザマじゃ貴様の実力の底がしれたな」

のび太「きっと骨川スネ夫率いる次期骨川財閥は市長の力になってくれます」

出木杉「なんの保証もないだろうがぁ、金もちは金をだすだけの分際で外野からピーコラうるせぇんだ」

のび太「融資あっての計画です」

出木杉「もう出資者はおおかた募ってんだよぉ、税金もふんだんにあるだろうがぁ」

出木杉「貴様の提案なんぞ端から必要ねぇんだよ」

出木杉「やるべきことをきっちりやれや。それが仕事ってもんだろうが」

のび太「つまり、骨川スネ夫が厄介だと?」

出木杉「厄介にきまってんだろうがあんな放蕩貴族様」

出木杉「強情っぱりの剛田も含んでどうして俺の同期にはゴミしかいねぇんだ」

出木杉「野比てめぇまさか裏で変なことしてないよな?」

のび太「してません」

出木杉「わかってるな? お前の吹けば飛ぶようなちんけな会社、俺の指先ひとつで」

のび太「市長にはたくさん仕事を回していただけて大変感謝しております」
429 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 22:17:47.76 ID:YJ4+RPcI0
出来杉の過去になにがあった
430 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 22:18:57.68 ID:QGlFn6/k0

出木杉「ふんっ、同じ学閥だから贔屓してやってるだけで代わりなんていくらでもいるんだよ」

出木杉「それがわからず三流仕事やってるようじゃまだまだだな」

のび太「……申し訳ありません」

出木杉「それと野比、お前結婚するんだったよな」

のび太「……一段落したら」

出木杉「その前に自分で撒いたタネは自分でなんとかしろよな」

のび太「……」

出木杉「わかってんだろ? お前が骨川を潰さない限り暇なんて与えねぇからな」

出木杉「ほらわかったらさっさとあいつのゴミ喫茶を潰してこい」

のび太「すこし時間がかかりそうです」

出木杉「そうか、で、どれくらいだ。具体的に」

のび太「……」

出木杉「……じゃあ、消えてもらうかあいつには」

のび太「!」
444 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 22:28:16.14 ID:QGlFn6/k0

出木杉「そのほうが都合がいいな、うんそうしよう」

のび太「な、なにを言ってるんだ!」

出木杉「さて、電話するかな」

のび太「まってくれ! こんなのおかしい!」

出木杉「即決即断、有言実行が俺のポリシーでね」

のび太「ポリシーじゃない! それは思考の放棄だ! 安直過ぎる!」

出木杉「お前は他人のポリシーを曲げるほど強い弁をもっていない、それは心の軸があやふやだからだ」

出木杉「社会にでてあっちこっち擦り寄ることしか覚えてないお前に、俺を説き伏せることはできない」

出木杉「そして、弱いやつは俺の理想とする社会の歯車になれない」

出木杉「だが骨川のような時代に流されない強いすぎるものも放っておけばまた、周りと少しずつズレが生じていく」

出木杉「俺にとっては、どちらも邪魔でしかたない」
460 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 22:34:03.99 ID:QGlFn6/k0

のび太「君だって出木杉の人間だろうが!」

出木杉「一人でいいだろう、社会を創りあげ監視するのは」

出木杉「みんな仲良く砂場でお城をつくっているわけではないんだ」

出木杉「万民の意見をすり合わせるようなことをいちいちしていてはよりよい発展などない」

出木杉「天才のつくりあげた土台でお前たちは慎ましく安穏な暮らしをすれば、それでいいんだ」

のび太「うぬぼれている! 自分ひとりで社会をまわせるとでもおもっているのか」

出木杉「……あぁ、その通りさ」


出木杉「もしもし骨川の件なんだが……」

のび太「や、やめろ……やめてくれっ、スネオが何をしたっていうんだ!」

出木杉「明朝……そう……いいかトラック1台でいい」

出木杉「後始末は俺がする」

のび太「……なんの話をしているんだ……やめてくれ出木杉君……」
481 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 22:41:23.03 ID:QGlFn6/k0

出木杉「さて、野比。お前の始末はどうするかな」

のび太「始末……僕もか!?」

出木杉「愚鈍なのはお前のほうだったな。俺に対する警戒心がなさすぎた」

出木杉「俺は同期のよしみや、長年の腐れ縁などというくだらない付き合い、蚊ほどにも気にしない人間でな」

のび太「嘘だろ……殺すのか!? こんな簡単に人を!?」

のび太「君は都市計画のためにどれだけ過ちを犯してきた!」

出木杉「さぁな、数える気にもならん。めんどくさい輩はこのリストのとおりだ」

のび太「ば、ばかな……10人やそこらじゃないぞ」ぺらっ

出木杉「貴様への依頼はこのリストに従って出してきたつもりだ」

のび太「ジャイアンとスネオの名前が……」

出木杉「貴様が事業をつぶさせる潰し屋だとしたら、その後を始末する始末屋もいるんだよ」

出木杉「それとも、自分が潰したゴミのその後なんて気にもしなかったか?」

のび太「そんな……ことは」

出木杉「お前は自分の罪にさいなまれ、目を背けていただけだ」

出木杉「だが安心しろ、お前は決して誰かに逆恨みされることはない。俺のおかげでな」
498 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 22:46:11.29 ID:QGlFn6/k0

のび太「ぜ、全員……消したのか?」

出木杉「お前がこなした案件数イコール、に相当する」

のび太「僕が……?」

出木杉「なにも直接刃物で刺し殺すわけではない」

出木杉「そっと後押ししてあげるだけだ」

のび太「それを……出木杉君が……やったのか?」

出木杉「あぁ、それがなにか? 始末屋とは俺のことだ」

のび太「なんてことを……」

出木杉「お前が弱らせた獲物を的確に処理しただけのこと」

のび太「僕は……僕はいままで……なんのために」

出木杉「俺のために」

のび太「!! いいように使われていたっていうのか!!」

出木杉「使ってやった。というわけだ」
515 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 22:51:50.86 ID:QGlFn6/k0

出木杉「そして計画は最終段階に入る」

出木杉「リストの最後のページをみてみろ」

のび太「……!」

のび太「僕の名前だと……? しずかちゃんも……?」

出木杉「お前を始末してすべては終わる」

出木杉「良かったな。もう罪の意識で眠れない夜に苦しむことはない」

出木杉「自分の投げかけてきた数々の言葉で自ら傷つくこともない」

出木杉「そうだろう?」

のび太「……僕は、なにをしてきたんだ」

出木杉「簡潔に言うと、人を殺す手助けだ」

出木杉「よく働いてくれた。最後の骨川の件でトチったのが惜しかったな」

出木杉「場合によってはこのままお前の正式な登用も考えたが、まぁ仮定の話は捨て置こう」

のび太「あ……僕は……なんてことを」

出木杉「仕事なら、と割り切れる人間の心は実に恐ろしいものだ」

出木杉「お前のような劣悪に非道な人間は俺の目指す社会に必要ない。死んでくれないか」
535 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 22:59:13.47 ID:QGlFn6/k0

のび太「あ……あ゛……」

出木杉「お前の残された仕事は、このリストの最後の人物、野比のび太を潰すことだ」

出木杉「自らの罪の重さで潰れろ」

出木杉「お前はとても残忍な仮面をかぶっているが、人並みに悩み苦しむことができる優しさをもっていた」

出木杉「そしてその優しさが真綿のように貴様の首を長年しめつけ」

出木杉「今に至るというだけのこと……」

のび太「僕はともかく……なぜ、しずかちゃんも」

出木杉「それは私怨でしかない」

出木杉「手に入らないものは存在するだけで不快なんだ」

出木杉「さきも言ったがなにも俺は直接手をかけはしない」

出木杉「お前が死後、後追いするようにさりげなく道を用意するだけだ」
561 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 23:05:42.92 ID:QGlFn6/k0
のび太「……許せない」

出木杉「?」

のび太「そんなことをさらっと言えるお前はもう人間なんかじゃない! 人の世をつくるにふさわしい存在じゃない!」

出木杉「そうだな。人の上にたつものが人であっていいはずがない」

のび太「それは言葉遊びだ」

出木杉「俺は心の底からそう思っている」

出木杉「だからゆえに、俺にはアイツは邪魔だったんだ」

出木杉「神にもなりえる力……時代にそぐわないオーパーツ」

のび太「ドラえもん……?」

出木杉「……ふふっ、まぁことの顛末など今は必要ないだろう」

出木杉「ただ彼はもうこの時代に存在していない、その結果だけで俺は満たされる」
587 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 23:17:14.08 ID:QGlFn6/k0

のび太「出木杉君……君がドラえもんを……?」

出木杉「事実無根だ」

のび太「なんだと! いま君は!」

出木杉「俺にとっては、過去の話」

のび太「過去だと! ふざけるな!! 僕はドラえもんがいる未来へつながるように……都市計画を……」

出木杉「ドラえもんドラえもんと……!」

出木杉「あのたぬきがお前の人生にどれほど影響を与えたポンコツかはしらんが」

出木杉「その言葉をきくだけで幼い当時のトラウマが蘇る!」

出木杉「実に腹立たしい!!」

のび太「出木杉……君?」
608 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 23:22:52.43 ID:QGlFn6/k0

出木杉「野比、俺はお前とは違う」

出木杉「一番をとって、人の上にたつことでしか俺は自分を誇示することはできない」

出木杉「あの夏もあの冬も、お前たちが大冒険などとうつつを抜かしている間! 俺は勉強して勉強して」

出木杉「満点をとることだけにすべての時間を費やしてきた! 自分を確立させるためにだ」

出木杉「だが! そうすればするほど貴様らとの距離は開いていく! なぜだ!!」

出木杉「なぜ0点のお前に友達と女がいて! 100点の俺はあんな惨めな役回りなんだ!」

のび太「なにをいっているんだ出木杉君……」
625 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 23:26:49.24 ID:QGlFn6/k0
出木杉「思うに、俺とお前は対であり真逆の存在だ」

出木杉「ゆえに惹かれあい、反発しあう」

出木杉「そうだろ? しずかちゃんを取り合ったことも二度や三度ではない」

のび太「同意を求められても、僕はわからないよ……」

のび太「君は君じゃないか、僕に固執するまでもなく、君として生きているんだ」

出木杉「そう思える心の豊かさをお前は成長の中で得ただけのこと」

出木杉「しかしそれは今の俺には当てつけのセリフにしか聞こえないんだ!!」

のび太「君は……嫉妬しているんだね」

出木杉「あぁ、ずっとさ。殺したくてたまらなかった」

出木杉「貴様がグズのまま落ちぶれ、どれほど苦しむか見たかった」

出木杉「手始めにたぬきを葬った。お前は落ち込んで死を考えるとすら思った」

出木杉「だがお前はそれをバネにここまで来た」

出木杉「どういうことだ? 俺はどうすればお前に勝てる?」

のび太「………君は、市長になったじゃないか。それは紛れもなく努力のたまものだよ」

出木杉「お前にさとされるほど気分の悪いものはないな」
652 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 23:34:17.68 ID:QGlFn6/k0

のび太「君は、僕に復讐するために生きてきたの?」

出木杉「すべてがすべてそうではない」

出木杉「ただこの都市計画を発案したとき、ふと考えただけだ」

出木杉「まとめて貴様らに復讐できるとしたらこれは絶好のチャンスだとな」

出木杉「そこへ飛び込んできた何でも屋などというバカなお前を利用しただけのこと」

のび太「……そっか」

のび太「僕らの幼い無神経さが、君を歪めてしまったんだね」

のび太「悪いことをしたとはおもう。だけど、まったく同情はできない」

出木杉「いまから死ぬお前に同情されたくもないな」

出木杉「ただで死なすのは惜しいとおもったから教えてやっただけにすぎない」
664 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 23:39:17.36 ID:QGlFn6/k0
のび太「出木杉君。ふたつ言いたいことがある。

出木杉「聞いてやろう」

のび太「まず、ドラえもんを殺したことは許せない」

出木杉「……許しをこうつもりもないがな」

のび太「しずかちゃんを殺そうとしたことも許せない」

出木杉「で?」

のび太「だから、今タイムパトロールを呼んだ。ずっと探してたんだドラえもんの行方を」

出木杉「タイ……? 呼んだからなんだというんだ。ここは密室、セキュリティも万全」

のび太「タイムパトロールは……次元の壁をつきやぶって現れる」


ピシッ……――パキ


出木杉「なっ! なにぃい!!」

警察「タイムパトロールだ! 出木杉英才だな、ロボット人権法にのっとり直ちに拘束する」

出木杉「なんだと!!! く、空間から……!」
701 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 23:46:25.41 ID:QGlFn6/k0

のび太「……さよならだよ出木杉君」

出木杉「やめろ! はなせ! なんだこいつらは」

警察「全て吐いてもらうぞ出木杉」

出木杉「俺はなにもしていない!! ハメられたんだ野比のび太に!」

のび太「言質はとってある、もう無理なんだよ」

のび太「哀しいね。どれだけ才能があっても、未来のことはわからない」

のび太「いってらっしゃい。ロボットの殺害は未来では思い罪だ、二度ともどってくることはないよ」

のび太「せめて君の目指した未来をその目でみてくるといい」

のび太「きっと君が思い描いたどす黒い世界とは、違うから……」

出木杉「糞がああああ!」

タイムパトロール「ご協力感謝します!」

のび太「お疲れ様です……」
730 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 23:54:15.57 ID:QGlFn6/k0

のび太「こうして出木杉君は去った」

のび太「壮大な都市計画は頓挫し、その後の都市整備は骨川財閥が基軸となって行うことに」

のび太「一方で古き良き街並みの保存も理念にくわえられ、徐々に商店街の復興にも力をいれはじめたようだ」



のび太「そして僕はいま法廷に立っている」

裁判「では被告人野比のび太はいままでの全ての罪を認めますか?」

のび太「……はい、僕は確かに被害者に対し、自殺の教唆を行いました」

のび太「それは許されるものではなく、刑をもって罪をつぐなう所存でございます」


裁判「では、判決を言い渡す……」

のび太「……」

のび太(出木杉君……君の犯した罪、全て僕がもって行く……)

のび太(ドラえもん……君だけは僕を、許してくれるかな……)



おわり
741 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 23:56:00.72 ID:ID52CcaR0

面白くて見いってしまったぜ
757 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 23:58:35.07 ID:aRK1DCDKO
おつ!!
760 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/17(水) 23:58:58.00 ID:IwxCT68rO


しかしこれしずかちゃんが一人不幸になってるな
のび太は覚悟決めてるし、出木杉は自業自得だけど
776 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/18(木) 00:09:01.93 ID:Byc8p8Vn0
良かったよ
乙です
793 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/18(木) 00:18:00.05 ID:skJASe3m0
鬱ったのでちょっと大山ドラの映画見てくるわ・・・